はじめてのバイクタンク塗装 (タンク補修編)
寒いですが空気が澄んで夜空に輝く星達がとても綺麗な季節ですね。
普通だったら星座や流星群を探してロマンチックな気分になるのでしょうが、どうしてもUFOを探してしまうカズです 😀
今回はバイクタンクの補修&塗装について書きます。
ど素人&初めての作業。。。 😥
うまくいくのか不安全開でしたが、挑戦しちゃいました!
とは言っても訳あってちょっとしたタンクの補修からなんです。。。
その理由がこれ。。。
スタンド確認もしたし、ちゃんと加重もかけて置いたのに。。。
倒れ込んだ先に鉄柱がありタンクにめり込んだのです。。。
おかげで、湘南海岸の優雅なプチツーリングがオジャンとなり、「ガシャーン!!」という大きな破壊音で平和な空気の中、観光客の悲鳴が響きわたってしまいました。。。
御察しの通り、その日の夜は熟睡出来ませんでした。。。
どうしよう。。。
バイクタンクの純正新品って5万以上するでしょうし高い。。。
プロに補修を依頼すると塗装代は別料金で3万以上。。。
フリマやオークション系でも程度の良い中古はそこそこのお値段、しかも競争率が激しいためネットと睨めっこ。。。
安価な新品タンクもネットで見受けますが、純正とは形が違ったり、耐久性が心配だったり。。。
と言う事で考えた末、
多少の凹みや傷は自分で補修し、値段優先で純正タンクをネットで格安購入しました。
ただし、タンク内に錆がない事を条件にです。
修復前の準備
タンクが到着したので、早く塗装開始したい!!
でもその前にやる事が山ほどあります。。。
タンク上のあらゆるものを削除して、修復&塗装段階に備えます。
ステッカーは画像にあります鉄ヘラや、少量のガソリンで剥がしました。
※サイドラインを剥がすのは苦戦しそうだったので諦めちゃいましたが。。。完全な根性なしっぷり!!
車体との接合部分のパッキンはペンチ等で引っ張り出しました。
また、メーカーエンブレムも
テグスで両面テープ部分をなぞって剥しましたが、どうしても粘着面が残ってしまいます。
そこで少量のガソリンで粘着力を弱らせて地道に剥していきました。
タンクの状態確認と簡単な凹み修復
まずは届いたタンクの状態を確認して見ると、2箇所も大きなキズと凹みがあります。
パテや補修できる道具を使ってどうにかせねば。。。
給油口付近のキズ凹みは中途半端に大きく、また角張ったものが当たったような折れた状態だった為、ネット状でよく見かけるデントマジック系では無理。。。
ですのでパテ埋めで補修することに決定です。
ただし、側面の緩やかな凹みは今の段階で何とかなりそう。。。
ここで簡単便利の秘密兵器投入!!
側面の大きな凹みはこれで ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
この道具、とても便利!
吸盤を押し付けて吸引、トリガーを引くと解除という仕組みです。
お値段も意外にお手頃。
どちらかといえば四輪のボディ修復がメインで活躍するもので、とにかく吸引力が強力!
重い物に吸引して持ち上げることもできます。
凹みの大きさにより効果が違ってしまうのが難点ですが、タンクの凹み面積に合致したので「ペコン!!!」と音を立てて一発修復できました。
ワンポイント!タンクって薄い鉄板で形成されてますが、意外に固いんです。
ドライヤーでアツアツになるまで熱してから吸引すると効果が発揮しやすいです。
ペーパーがけ
本来なら、古い塗装を剥離剤を塗って剥いでいくのでしょうが、ど素人の自分にとっては剥離剤が怖いのと、手間をかける時間もない為、次回の課題として省略しました。
プロの方々には笑われてしまいそうですが、結果この作業がなくても自分的には問題ありませんでした 😉
そこで、現状の塗装面の上からひたすら耐水ペーパーがけです!!
ホームセンターで800〜1000番の耐水ペーパーを大量に買ってきて、ひたすら作業しました。
剥離剤で古い塗装を落とさなかったので、塗装が粉上にバラバラと落ち、舞い上がります。
お部屋で作業する際には、下に新聞紙などを敷いて作業すべし!!
また、耐水ペーパーには塗装が入り込み、意外過ぎるほど長持ちしません。
残念ながら、なるべく多めに用意が必要です。
一生懸命ペーパーをかけたつもりでも、結構作業漏れがあったりします。
うまく磨けていない部分は、この後のサーフェーサー吹きにムラが出てしまう可能性があります。
妥協せずに時間をかけ、確認しながら磨き切りました!!
ちなみに上の画像はペーパーがけが完了した状態です。
凹み部分へのパテ盛り
給油口付近にある折れ傷状の凹みをパテで整形します。
使用したのはこれ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
チューブ状の主剤と硬化剤、簡単なヘラのセットになっています。
厚付け用ですので容量タップリ、チューブですので必要な分だけ使えます。
で、早速作業開始!!
画像をご覧になってお分かりの通り、素人が一気に作業するとこうなります。。。
パテ埋めって大変。。。
なめてかかってしまいました。。。
完全に盛り過ぎです。
このパテは硬化(乾燥)するまでに1時間かかります。
パテが完全に乾燥したのを確認した後、320番くらいのペーパーで磨き始め、形を整えてから600番のペーパーで整えていきました。
磨いたあとは、目視と触った手の感触で確認です。
磨いた後の画像を撮影し忘れた為、状態をお見せ出来ませんが、
パテ盛り → 乾燥 → ペーパーがけ を4、5回繰り返し、納得がいくまで作業しました。。。
ああ、やっぱりプロってすごいんですね。。。
このような作業を自力で行うと、プロの方の作業を今まで以上に尊敬する羽目になります 😥
今回は塗装前のタンク補修編として書かせて頂きました。
次回はいよいよ塗装編となります。
タンクはバイクの顔と言われるほど、目につきやすく美観を左右する大切なパーツです。
なので、仕上がり次第では後々後悔するハメになるでしょう。
焦らず、時間をかけひとつひとつ確認しながら作業を進めることにより、後々の喜びが違うはずです。
手間はかかりますが、自分でやることは案外良い経験となります。
機会があればトライしてみては?