はじめてのバイクタンク塗装 (塗装編)
2019年あけましておめでとうございます 😀
正月はソファーに埋もれ、海外ドラマの一挙放送をダラダラと涅槃像の様に観覧し、美味しいお雑煮で食い倒れる。。。という毎日を過ごしたカズです。
今回は前回のブログからの続き、バイクタンクの塗装編です。
下地処理の最終段階から本塗装へという流れで書き込みます。
完全ど素人作業ですが、結果良ければ全て良し!という理念で頑張りました。
よろしければ部分的にでもご参考にしてみてくださいね 😳
塗装前のセッティング
まずはタンクに空いている給油口と排出口のマスキングをどの様な方法でも良いので行います。
自分の場合、ビニールテープとカッターでうまいこと塞ぎました。
次にタンクを浮かせる為の台座作成。余ってる箱やダンボールで自作です。
タンクがグラつかない強度のものをない知恵絞ってコツコツ作りました。
タンクをワイヤーで吊るして塗装するのがベストとは思いますが、自分の家でそれをやったら家族に八つ裂きにされます。。。
画像の背景をご覧になってお分かりだと思いますが、新聞紙などで周りを覆いつくしました。
サーフェーサーや塗料を噴霧した際、意外に飛び散りますからね。。。
室内で塗装しても構いませんが、意外と塗料の粒子が細かい上、霧の様に漂います。
臭いも結構しますし、なんせ我が家は普通の一般家庭。。。お部屋が汚れるのが嫌なので屋外作業は必須でした。
屋外作業での注意点はなんと言ってもご近所様の目です。
密集地帯であれば尚更気をつけなければいけません。
ご迷惑をかける様であれば、別の場所を探すかショップにお願いしましょう。
また、物凄く大事なのはお天気予報。
風が吹いている、雨が降りそう、雪が降りそう、そんなお天気ならその日の作業は断念してください。
サーフェーサー (下地塗料)
サーフェーサーは塗料のノリを良くする為の下地。
プラモデルの塗装でもよく使われてるのを見ます。
上の画像の様に、まずは焦らず薄く噴霧していきます。
早く作業を終わらせたいが為に一気に吹くと、液が垂れてしまいますので注意!!
タンクの外から噴霧し始め、素早く腕と手首を動かして物をはらう様にスプレー缶を動かすのがコツです。
サーフェーサーのモノトーンカラーで、整形漏れが見つけやすくなります。
その際は、前回のブログで行なったパテ盛り作業が発生します。
パテ盛り → 乾燥 → ヤスリがけ という作業を行い、自分が納得のいく形になるまで頑張りました。
作業が一旦逆戻りし、精神的に葛藤が起きますが、ここはかなり大事な工程です。
最終的な仕上がりに大きく影響しますので、妥協点は高いレベルにしておく事をオススメします。
最終の整形作業が終了したら、噴霧 → 乾燥 を何度か繰り返し、上の画像の様に一定濃度にしました。
どうですか?綺麗でしょ?
この時点になってライン状のステッカー剥がしをちゃんとやっておけば。。。。。と後悔しましたが。。。。。
これで下地処理が完了しましたので、やっとこれから着色作業に行けます。
まぁ、手間がかかる〜 😥
本塗装
この機会に、前々から念願だったマットブラックに塗装!!
上の画像をご覧ください。
どうですか?
なかなか良い感じでしょ?
塗装 → 乾燥 を4〜5回繰り返し、塗装ムラが出ない様にコツコツと作業をしました。
重ね塗りを繰り返すことで、色に深みが出て重厚感が出たと思います。
ここで最終的に塗装が仕上がった自分のマシンを想像してみます。
そうです。
タンクだけマットブラック?
それはおかしい。。。。。
タンクとサイドカバーは発色バランスが整っていた方が明らかにカッケ〜!!
と言う事で。。。。。
サイドカバーはタンクと同じくヤスリがけ、サーフェーサーの工程を終えてから本塗装を行いました。
また、ここに画像掲載してませんが、トップブリッジも同様に塗装を行いました。
使用したのは、カインズホームのCHセレクトカラー合成樹脂塗料。
アクリル有機溶剤です。
選んだ基準は、鉄部、木部専用塗料である事。
あとはなんと言っても値段!!!確か300円代で買った記憶があります。
カラーバリエーションも豊富で内容量400ml!!
タンク、サイドカバーの数度の重ね塗りを行いましたが、これ一本で十分でした。
また、本製造元はあの有名老舗アサヒペン様。
そして嬉しいのは、楕円ノズルなのでムラが発生しづらく、バランス良く塗料を噴霧できる事。
これぞコスパ!!
何の問題もありませんね 😀
もちろん裏側も塗装しました。
ここまで来たら妥協はしませんよ 😆
画像の左上にタンクを支える自作台座の全貌がお目見えです。
台座様、あともう少しですのでガンバって〜!!!
ワンポイント!この段階で塗装が全て完了する訳ではありません。この後にシリコン塗装となります。
その際重ね塗りとなりますが、塗料の組み合わせには相性があり、場合により不具合が発生します。
以下のURLを参考にしてみてください。
シリコン塗装
本塗装で使用した塗料が完全に乾燥したのを確認したら、最終段階を向かえます。
シリコン塗装!!!
本塗装で使用したアクリル有機溶剤だけでは残念ながら耐久性に問題がある事、ガソリンがかかると溶けてしまう、という問題が発生します。
何でもそうですが、塗装の後にはコーティングですよね?
使用したのはカンペハピオ シリコンラッカースプレー!!!
油性でアクリルシリコン樹脂により耐候性、耐久性に優れ、強靭な塗膜を形成します。
もちろんガソリンが付着しようが、雨や雪が降ろうが問題ございません。
目指すカラーリングがマットブラックですので、「つや消しとうめい」か「つや消しブラック」を選択となりますが、自分の場合、さらに色味にコクが欲しい!!と感じたので「つや消しブラック」を選択しました。
乾燥時間は通常30分ですが、冬季の作業でしたので約1時間待ち、重ね塗りを2度ほど行いました。
シリコンラッカースプレーも本塗装と同様、塗装漏れ、液ダレ、塗装ムラに気をつけ妥協はしません!!
何と言っても最終段階!!!
やっとここまで来たんですからね!!!
いや〜
長かった〜。
という事で、今までの作業工程の思い出に浸りながら、涙、涙の最終スプレーをシューーーーー。
これでタンク塗装は全て完了!!!!!
あとは車体にお取り付けです。
車体への取り付け
シリコンラッカーが完全に乾燥したのを確認できたら、バイク本体へ装着です。
ただその前に、付属品をタンクに装着です。
・燃料コック
・ガソリンホース(燃料コックとキャブを繋ぐホース)
・マウント部分のブッシュ(上の画像参照 ビス留め部分)
・給油口のキャップ(装着は後でOK)
タンクは基本、上の画像の様に1箇所の爪とビス1本で装着されてます。
意外に単純!!楽勝!!
サイドカバーも忘れずに!!
わ〜、付いた、付いた〜!!!!!
カッケ〜!!!!!
注意!!!燃料コックの装着、ガソリンホースとキャブとの接合は確実に行いましょう。
また、ガソリン自体の取り扱いは充分な注意をしてください。
全てセッティング完了!!!!!
いかがですか?
我が愛車のリアビュー!!!
我ながら惚れ直しました!!!
苦労した甲斐があったわ〜!!!
これで排気量が750ccなら完璧だったのに〜!!!
まとめ
ここまでご覧になっていただき誠にありがとうございました。
今回の一連の作業、初めてということもありますが正直大変でした。
作業開始から完了まで約1ヶ月半。。。。。
というのも自分はサラリーマンとして平日会社で働かなければならず作業ができません。
ですので週末のみコツコツと作業したのでこんな長い期間となりました。
実質、作業日数にすると5〜6日くらいです。
その度に新聞紙を何枚も貼りまくり、その日の作業が終わったら後かたずけ。。。。。
そんな日々を送りました。
先にも話しましたが、タンクはバイクの美観に大きく関係する大事なパーツ。
バイク乗りの方々の厳しい眼差しのことも大きく意識したので妥協という文字は消え失せました。
とは言ってもプロの方々からは笑われてしまうかもですが 😳
でも、もうタンクに何かあっても大丈夫!!!
人間一度やってみた事は、次の機会に簡単にできてしまうもの。
とても良い経験でした。
疲れたけど楽しかった〜!!!