はじめてのカスタムバイク ユーザー車検
幼少の頃のお話。。。
右ハンドルを左手で、左ハンドルを右手で掴み、調子にのってチャリを漕ぎいでいたら脳内パニックを起こし田んぼに突っ込んだ事があるカズです!!
前回に続き、自分のブログに来てくださった方々、誠に有難うございます。
感謝、感謝でございますよ〜!!!
という事で今回のお題「カスタムバイクのユーザー車検」について書こうと思います。
バイクの楽しみと言えば、当然風になって走り回る事。
しかし、もう1つのバイクの醍醐味と言えばカスタマイズ!
変わりゆく自分の愛車を眺めると、とても充実感のある幸せな気持ちになりますよね。
あれを付けたい!これを外したい!エキゾーストノートを迫力のあるサウンドにしたい!
あ〜、考えるだけで夢が広がります!楽しい〜!
そしてお財布と相談しながらジワリジワリとカスタム実行!!
パーツ開封の儀から、四苦八苦しながらの装着作業、またはお店でお取り付け♡
完成したマシンにまたがりニヤリ。。。。。たまりませんな〜♪(´ε` )
そんな中、ふと、ナンバープレートに貼ってある車検ステッカーに目をやると。。。。。
我に帰り、夢の世界から現実の厳しい世界へ引き戻されます。。。。。(>_<)
とても頭の痛い、また気持ちがどんより沈み込む2年に1回の大きな儀式。。。。。バイク車検。。。。。 😥
当然、自分にも例外なくその悪魔の儀式の季節がやって参りました。。。。。
今年の夏は暑かった〜 😥
そんな中、暑さから来る汗と緊張から来る2種類の汗をダクダクかきながら、バイクのユーザー車検を一発合格させました!
ラッキ〜♡♡♡
なので、合格まで自分が用意したもの、やった事を端的に書きますね。
運が良かったから、と言うこともあるかもですが、結果良ければ全て良し!です。
良かったら参考にしてみてくださいませ 🙂
ちなみに今回お話する内容は、400ccのカスタムしているバイク、車検&自賠責保険の有効期限が共に満期を迎えてしまう。。と言う状態です。
画像をご覧の通り、ライトカスタムではあるものの、車検の検査では不適合が出てしまう箇所が数カ所ございました 😳
ユーザー車検とは
ユーザー車検とは、所有者が直接自ら運輸支局等に車両を持ち込んで車検を受ける事です。
お店やガソリンスタンド、または認証工場や指定工場に持ち込んで車検を行う事ではありません。
車検に合格するまでのプロセスを、全て自分自身で行うのです!
メリット
・トータルでかかる費用が激安。
・所要時間がかからない。
※検査場の混み具合にもよるが、スムーズにいった場合、半日かかりません!!!
・良い経験になる。
デメリット
・不合格のリスクがある。。。
・平日の昼間のみ。。。お勤めの方や学生の方、何とかお休みを確保してください。。。
・合格後の車両の安全性が保証できない。。。
・悲しい思い出となる。。。
ユーザー車検当日に必要なもの
以下に書き込む「最低限必要なもの」は、忘れてしまうと検査を実施できません 😯
最低限必要なもの
1.車検証
2.自動車損害賠償責任保険証明書
3.自動車税納税証明書 (新規ではなく継続検査の場合)
4.自分の認印 (三文判で可。署名でも良さそうですが念のため)
※その他必要書類がありますが、検査場の窓口でゲットできます。
5.費用 (お金)
・自賠責保険 24ヶ月 → 13,640円
・重量税 登録から13年以上 → 4,400円(平成28年4月1日以降4,600円)
・印紙代等の手数料 → 2,000円前後
・何があるか分かりませんので余分に持って行きましょう
6.「絶対合格してやる!」という意気込みと勇気
念のため用意するもの
1.車載工具、普段主に使用している工具
2.筆記用具
3.合格後、勝利の儀式を祝う為の自分へのご褒美費用 😉
まずは自分自身で現状の愛車チェック
とても重要な作業です。
一度車検証と睨めっこしましょう。
現状の愛車が検査に適合しているのか自分で確認し、不適合箇所は修正しなければいけません。
どうしても修正が無理。。。という箇所は後回しにして直せる箇所から先に修正して行きましょう。
カスタム車両でも合格できます。
自分の出来る事からコツコツと進めましょう。当然お店に預けプロの手を借りる事も選択肢のひとつです。
カスタム車両、ノーマル車両関係なく不適合と見なされる部位
以下の項目は必須項目です。適合してないと有無を言わせず不合格となります。
1.電装部品、保安部品
・ヘッドライト (ハイビーム、ロービームの切り替え、光軸)
・ウィンカー (毎分60以上120回以下、色はオレンジ)
・テールランプ (前輪ブレーキ、後輪ブレーキ、色は赤)
・ナンバー灯 (色は白色、テールランプ一体型でも別体でもOK)
・ホーン (ちゃんと大きく鳴る事)
・メーター (検査では40㎞が正常に表示できるか確認されます)
・ミラー (左右両方必要。約7㎝²の面積が必要とされます)
・反射板 (見落としがち。。。地上から25cm以上、色は赤)
2.ブレーキ
前後、単独での効きをチェックされます。効き具合は自分で走行してる時にある程度分かると思います。徐行速度でも止まれないようであれば、合格は無理ですし、修理にも時間がかかる場合が多く致命的となります。
3.マフラー
2001年10月以降の車種については99dbから94dbに規制強化されている様ですが、具体的な数値は機材でも持っていない限り自分では判別出来ませんよね?バッフルやサイレンサーをしっかり装備して耳で確かめましょう。
また、車検対応商品であっても結局音量規制に引っかかれば不合格です。。。
どの様な方法を取っても大きな音しか出ないのであれば交換が必要になります。
自分の場合、ノーマルではありませんが音量の低いものが別にあったので、交換しました。
自分の耳を信じてですが。。。 😳
あと「排気ガス検査」もありますが、特に変な消音材を入れたり、余計な溶剤をエンジンに混ぜたりしてませんので、スルーしました。
4.駆動系
タイヤの山があるか、各部分の緩みや歪みがあるのか、余計なものが邪魔をしていないか、オイル漏れや劣化し過ぎてる部分はないか、小型の金槌を持った検査員によって目視と音で確認されます。
日頃のメンテがものを言いますが、今一度確認しておきましょう。
特に振動の大きなバイクだと、知らず知らずのうちにナット等が緩んでる事がありますよ。
5.その他の注意点
見落としがちな検査項目として
・ハンドルロック (検査される場合とされない場合がある様です)
・スイッチ類表示 (ハイ&ロービームの切り替え、ウインカー、ホーン、エンジンON&OFF、セル)
・シフトパターン表示(チェンジペダル付近)
・タンデムステップ (乗車定員二人の場合)
以上の項目はしっかりと時間をかけ、自分なりに適合しているのか確認しましょう。
ユーザー車検の合格不合格はこの作業で約70%決まります!!
第三者(プロ)による車検適合チェック
上記の自分自身の愛車チェックに引き続き、ここも重要な項目です!
やれる事はやってみたものの、合格への確信は持てますか?
プロであれば問題ないでしょうが、私の様な平凡サラリーマンでは知識不十分、本格的な計測機材もない。。。。。かなり不安です。。。。。
このブログをお読みになってくださってる方々も、私と同じ様な境遇の方が殆どだと思います。
そこで私がとった方法をお教えします 😀
1.バイク屋様で車検の見積もりを行う
大手のバイク専門店や、街のバイク屋さんに実車持ち込みで車検の見積もりを行いました。
愛車が検査に対し適合しているのか各項目ごとに計測してくれます。
自分は大手フランチャイズ系のバイク屋さんに依頼しました。
検査費用は無料でした。※場所により有料かもしれません。ただし大きな金額ではないと思われます。
もちろん、ユーザー車検を選択しない場合はプロにお世話になる事が前提です。
ここで、愛車の問題点がかなり明確になります。
ちなみにプロに任せた際の金額も明確となります。
自力で車検に挑戦するのか、対価を支払い確実なプロにお任せするのか、という事もほぼほぼ明確になりますよ。
2.バイク屋様に電話をかけリサーチしまくる
バイク屋さんのほとんどが車検に対する知識と経験をお持ちです。
車検場で検査される内容や、合格するためのコツをポロリと教えてくれる事があります。
もちろん、シブシブだったり、門前払いだったり、薄い内容しか教えてくれない事もありますので、この行動を起こすにはちょっとした勇気も必要ですが。。。。。
「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」
という諺が言っている通り、少しの勇気で後の世界が変わる事もありますからね 🙂
ちなみに自分の愛車、2箇所も不適合がありました 😥
・セパレートハンドルに変更したせいで「幅」「高さ」が不適合
・タンデム用の装備不充分で「乗車定員」が不適合
車検満期までの時間を考えると、変更は致命的でした。。。
でも大丈夫!カスタム好きの方々、
ご安心ください!
車検の制度には神の様な親切な方法
があるんです!
以下に書き込みますね!
ここまで完了したら、いよいよ車検本番の準備となりますよ〜!
車検場の予約(アカウント登録)
上記までの一連の作業が終了し「よし!ユーザー車検に挑戦だ!」という覚悟が決まった貴方、とうとう車検場の予約段階に来ました。
予約はネットから行います。
自分が予約を行なったホームページはこちら 😛
“国土交通省 自動車技術総合機構 自動車検査インターネット予約システム”
新規アカウント登録でアカウントの作成からとなります。
必要事項の入力とパスワード作成がありますので、メモ出来る状態で臨んでくださいね。
仮登録が済むとシステム側からログインに使用するIDが届きます。
※システムの動作保証がWindowsしか書かれていませんが、完全なるApple信者の自分が出来ましたので、Windows以外の方、またはスマホからでも大丈夫だと思います。。。
完全に断言できませんが。。。
車検場の予約(本予約)
さあ、事前準備の最終段階を迎えましたよ〜!
あともう一息です 😈
予約システムにログインし、検査を受ける日、時間、検査種別など必要事項の入力を進めます。
車両情報の入力がありますので、車検証を手元に用意しておきましょう。
で、ここで重要な事があります。
今回のお題「カスタムバイクのユーザー車検」です!普通に考えると合格は無理。。。。。 😥
しかし、ありますよ〜!
親切な制度が〜!
それは「構造変更」
というものです!!!!!
ですので、検査種別で「構造変更検査」を選択してください。
構造変更とは、登録された書類の内容に変更があったことを知らせるための申請です。
つまり次に発行される車検証の内容を変更してしまう!という事なんです。
ですので、構造変更検査が合格したら次回の車検からは変更後の数値が基準となります。
カスタマイズした車両でも、安全に交通規則通りに走行可能と判断されれば合法的に車検に合格できるという訳ですね。
まさに、ありがたや〜、ありがたや〜、でございます 😆
お上の方々、カスタムバイクを見放さなかったのねぇぇぇぇぇ!!!!!
という事で、いよいよ本番!!!
車検場へ!!!
運命の日、いざ検査場へ!
ついにこの日がやって参りました。
検査日の間違いと寝坊には気をつけてくださいね。
必要書類を持って、「合格するぞ!」という強い気持ちと共に愛するバイクと、さあ出発です!
検査場に着いたら、一度深呼吸 😉
落ち着いたら受付窓口に向かいましょう!
ここでやる事。。。。。。
書類の記入から始まりますが、自分が言える事はたった一言。
検査場スタッフの言う事や
誘導に素直に従い、
分からない事があったら
気兼ねなく聞く事です。
ただそれだけです。
きっとスンナリとは行かない事があると思いますし、検査を受けに来ている方々はバイク屋さんや自動車屋さん等プロの方々の割合が多く、プレッシャーを感じてしまいます。
物事思うように行かない事があって当然です。
落ち着いて、言われるがママに行動してください。
また、初めての方は「初めてです!!」と言う魔法のワードを発してください。
そうすると検査レーンでアシストしてくれる検査員の方が来てくれます。
自分の場合、書類作成から検査レーンに至るまで、すべて親切にして頂きました。
とても感謝しています。
順調にいけば最後に検査レーンでの写真撮影、検査書類一式を検査員から頂き、窓口で新しい車検証と、ナンバープレートに貼る車検ステッカーを頂けますよ!
もしも検査で不適合が出てしまったら。。。。。。
1.検査当日であれば特に申請なく2回まで無料で再検査を受けることができるそうです。
※3回目以降は手数料が発生
2.当日の修正が無理なら、当日を含めない14日間は無料で再検査出来そうです。
※そのための書類作成が必要です。検査場スタッフに聞きましょう
3.検査場の周囲、または比較的近い場所に「予備検査テスター屋さん」と言うところがあったりします。検査に比較的引っ掛かりやすいヘッドライトの光軸等は修正できる可能性があります。
※もちろん有料です
合格した後、自分のとった行動
1.検査場で缶コーヒー2本とタバコ3服で合格の余韻に浸った。
2.他の合格者に話しかけられ、ハイテンションのまま1時間語り合った。
3.帰りに吉野家の牛丼特盛という自分へのご褒美を与えた。
まとめ
ここまでこのブログをお読み頂きありがとうございました。
今回のカスタムされたバイクをユーザー車検で合格させた自分の経験を書かせて頂きました。
他にももっと良い効率的な方法があると思います。
今回のブログ内容は1つの例です。ご参考までに 😉
お読み頂き感じた方も多いと思いますが、カスタムバイクのユーザー車検は一律に簡単だ!といものではありません。。。。。
費用は安く済みますが、一連の作業をこなすために好きな事をやる時間も減りますし、ある程度の労力も必要となります。
自分は楽しんでやっちゃいましたが 🙄
また、合格できれば問題ないですが、不合格となる可能性も含んでおり、車検満了日を過ぎてしまったり、更に費用が嵩んでしまったりするかも知れません。。。。。
これは、カスタム車だけではなく、悲しいかなノーマルのバイクにも言える事です。
ですので、プロの確実な手に委ねる事も最良の方法なのかも知れませんね。
費用はかかってしまいますが、アフターケアも相談に乗って貰いやすくなりそうですし。
経験値を上げたい方、どうしても挑戦して見たい方、費用重視の方はトライしてみてくださいね!
では今回はこの辺で!
ご静聴ありがとうございました 😀 😀 😀